現役MRがMRを目指す就活生に伝えたいたった1つのこと

MR

こんにちは、複業MRのたかくんです。

MRを目指す就活生へ現役MRとして伝えたいことがひとつあります。

それが「製薬会社の雰囲気は気にするな」ということ。

就職活動をはじめると、それぞれの会社の雰囲気を気にすることが多いと思います。

実際わたし自身もそうでした。

ただ、実際にMRとして働いてみると、就活中に聞いていた「各製薬会社の雰囲気」はあてにならないんだな、と実感することが多々あります。

今回は、MRを目指す就活生に「製薬会社の雰囲気を気にする必要はない」という理由を紹介します。

MRを目指す就活生に伝えたい!製薬会社の雰囲気を気にする必要がない2つの理由

就活中に製薬会社の雰囲気を気にする必要がない理由は2つあります。ひとつずつ紹介していきます。

就活中に接するのはMRじゃない人がほとんど

就活中であれば知っている人がほとんどかと思いますが、就活のイベントに来る製薬会社側の人間は、ほとんど人事部など、MRとは関係のない部署の担当者です。

これらの人たちは、実際にMRとして現場で働いているわけではないので、現場の雰囲気がわからないことがほとんど。

なかには、MR経験のある方もいるかもしれませんが、すでに現場から離れているので当時のことは聞けても現在では変わっている可能性もあります。

またそれ以外のMR経験がない担当者だと、大雑把に会社の雰囲気はわかるかもしれませんが、普段、本社にいる人間と営業現場にいる人間では、感じる雰囲気も違います。

もし、MRとして働くなら営業所の雰囲気の方がよっぽど参考になるはずなので、雰囲気を聞くなら、現場で働いているMRが一番です。

ただし、そこにも落とし穴があってそれが理由のふたつ目になります。

現場も上司によって雰囲気は180度変わる

上記で書いた落とし穴とは、上司によって営業所の雰囲気は180度変わるということです。

よく言われることが「営業所において上司が変わると会社が変わるようなもんだ」ということ。

それだけ、上司によって雰囲気はガラッと変わってしまいます。

部下想いなのか、上司の上司にゴマをするのか、体育会系なのか、などなどさまざまなタイプがいるので、どの上司になるのかで、営業所の雰囲気には雲泥の差ができてしまいます。しかもどの上司になるかは運次第。

宝くじとまではいいませんが、当たりハズレは大いにあります。

実際にこれは他社のMRも言ってたので、製薬メーカー全体としてそういう傾向だということは間違いないでしょう。

なぜ営業所の上司でそこまで雰囲気が変わるか?という理由は…ひとつの営業所に1人の営業所長がいるからです。

つまり、ある都道府県に一つの営業所があるとすると、そこには責任者が一人(営業所長)ということになり、その所長の指示によって部下は動くことになります。

これは一国一城の主みたいなものなので、良くも悪くもすべて、上司次第ってことになります。

もちろん上司の上司、さらにその上司、が大枠の指示は出しますが、現場に落とし込むのはあくまでも営業所のトップである営業所長です。

まぁ、もしハズレでも、営業所長というのは大体3~5年で変わることが多いようなので、割り切るしかありません。

ということで以上の2つの理由から就活中には「製薬会社の雰囲気は気にする必要はない」と思います。

たとえ就活中のイベントで、現場のMRと話す機会があったとしても、「会社の雰囲気」というよりは、そのMRがいる「営業所の雰囲気」と捉えた方があとあと、ギャップに苦しまずに済むかもしれません。

▼MRになりたい!という方はこちらの記事をどうぞ

それでも製薬会社の色はある!就活では自分と合う会社を確認する!

ビル

散々言っておいてなんですが、それでもやはり大きなくくりとして各製薬会社の“色”があるのは事実です。

これはもう感覚的なものと、個人的な印象になってしまうのですが、特に感じるのは、中途採用が多い会社(他業種からの転職や、他社MRからの転職)は、会社内の繋がりが希薄な気がします。

それがいい悪いは別にして、一匹オオカミ的な製薬会社もなかにはあります。

他にも、数字の評価比重が高いところでは、社内も敵と見ているような話しも聞いたことがあります。

自分の数字が達成すればそれでいい、という考えの人がいるようで、具体的には、転勤の際に、引き継ぎを適当に済ませる肝心な情報は引き継がない、などの実例があったようです。

というのも、同じ社内とはいえ、出世を考えるとライバル同士になるわけです。

評価は実績がいいかどうかが重要なポイントになるので、ライバルを蹴落とすために、引き継ぎは適当に済ませて、実績が伸びないようにする、なんて話しでした。

それこそ雰囲気がギスギスしてて働きにくそう…恐ろしいですが本当にあった話です。

MRを目指す就活生へのアドバイス

「結局、入社してみないとわからない!」

色々、話しが脱線してしまいましたが、まとめると、入社してみないとわからない、もっと正確にいうと、入社してみてもわからないです。

やはり上司次第というのが大きいので、どんな上司がくるかわからない限り、雰囲気なんてわからない、というのが結論です。

なので、MRを目指す就活生には、会社の大雑把な雰囲気で特徴を掴みながら、その他のポイントで会社を選ぶのが懸命だと思います。

例えば、製品ラインナップや開発状況、自分が取り扱うであろう製品をイメージして、会社を選ぶのがいいんじゃないでしょうか?

最近ではオンコロジー領域が盛り上がって人気もあるようですね。

逆に高血圧、糖尿病なんか何十社も競合してるから、差別化も大変そう…

などなど、そんな視点からみるといいかもしれません。

MRに興味がある方は下記の記事もご覧ください。