今回は、働き方の新しい概念について、「職業人生は2回選ぼう」という話をします。
まずは、僕の就職活動の話をしたいと思います。
もう5年以上前の話しですが、良かったらお付き合いください。
働き方に無関心な職業人生のはじまり
僕は、大学時代、製薬業界の営業職に憧れて、就職活動を行っていました。
もちろん志望動機も本気で考えて、何十社も受けましたが、まったく内定をもらえず、諦めようとしたときに何とか1社の製薬会社から内定をもらえました。
入社当初は、憧れの職業ということで、期待と嬉しさで仕事一筋でした。
夜遅くまで仕事をして、家でも仕事、休日も仕事。
それは、それで良かったと思ってます。
仕事の進め方について、基礎を作れたと思っているので。
ただ入社3年ぐらいになると、そこからの工夫が必要になってくるので、仕事内容が少し変わってきます。
一通り仕事は覚えられたので、がむしゃらに仕事をするでけではなく、自分の色を出していくってイメージでしょうか。
家庭の変化で働き方に対する考え方が変わる
そして、変化は家庭にも訪れます。
僕の場合、結婚が大きな変化のひとつでした。
当たり前ですが、休日の仕事や、夜遅くまで会社に残っているのは、家庭にはいい影響を与えません。
恥ずかしながら、家庭を持ってはじめて気づき、そこから、いわゆるワークライフバランスを意識するようになりました。
その結果、僕の中で、可能な限り家庭優先になりました。
そうすると、就職活動中には、考えてもいなかった変化などがあります。
例えば、就職活動中は、「全国転勤なんて全然大丈夫です!いろんな土地で刺激を受けたいです!」と答えていました。
もちろん当時は、本気でそう思っていました。
ただ、家庭をもって、自分や周りの状況が変わると、働き方についての考えも変化します。
家庭を持った今、転勤について聞かれたら、当時の答えとはまったく逆になります。
就職活動中に(外側から)見ていた会社と、入社して(内側から)見る会社では、どうしてもギャップは出てきてしまいます。
僕も多少はありましたが、それよりも家庭状況の変化(独身一人暮らし→同棲→結婚)に伴い、入社当初とのギャップが生まれました。
働き方のギャップを埋めるためには?
そんなギャップを埋めるにはどうしたらいいか、いろいろ考えました。
転職?エリア限定で働く?思いきって起業する?
まぁ、働きながらいろいろもがいた感じですが。
そんな時に、ある本を読んで勇気付けられ、新しい視点がもらえました。
別にギャップがあって当たり前、そこからまた就活してもいいし、会社に勤めながら、別の活動してもいい、選択肢はひとつのじゃない。
そんなことを気付かせてくれました。
それが、「未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる」という本です。
一部を抜粋してみます。
一生の間にふたつの異なる職業人生を選べるのだという意識を、最初からもっておく
働き方だって、旅行や家と同じ。
初めて選ぶ時は必死に考え、悩んでも結局みんな同じような仕事や会社を志望する。
他人と違うものは選びにくいし、自分基準で選ぶだけの情報も持ち合わせていない。
最初の人生は、パッケージ旅行と同様、就活する、フルタイムで働き始める、結婚する、子供を持つ、家を買う、といった定番ライフイベントがコンパクトに組み合わされた「だいたいこんな感じ」のパッケージライフ
最初の働き方は社会から与えられた横並びのものですが、次は「自分で創るオリジナルの働き方」なのです。
非常に衝撃的な内容で、この本からたくさん刺激を受けました。
最初に選んだ道だけが正解だと思ってましたが、そうではないこと。
それが当たり前ということに強く共感できましたし、安心できました。
悩んでる方は是非、ご一読ください。オススメです。