タイトルの結論を先に言ってしまうと、就職や進学・転職など、進路に迷っている子供に対して
「お前の好きなようにやっていいよ」
と答えるのは良くない、というのがわたしの持論です。
その理由は、こどもには選択肢が少ないから。
就職・進学・転職で悩んでるのに「お前の好きなようにやっていい」は丸投げと同じ
就職や進学・転職など進路で悩んでいるというのは、判断材料が足りなくて自分では判断できない
ということです。
そのときに、「お前の好きなようにやっていいよ」と言われても、そもそも何が「好き」なのかが、わからないのです。
一見、子どもの意見を尊重しているように聞こえますが、丸投げと同じです。
サラリーマンだとわかりやすかもしれません。
例えば、上司から仕事を依頼されて、曖昧な指示のまま「お前に任せるから、好きなようにやっていい」と言われる。
言われたまま、自分の思ったようにやり、出来上がったものを見せると、ダメ出しされる。
ありがちじゃないでしょうか?
感覚としてはこれと同じです。
少ない情報で、ものごとを進めると取り返しのつかないことになってしまいます。
そうならないために、どんな進路があって、将来どうなるのか、そんな情報を伝えるのが親の役割です。
進路の選択はあくまでも子ども
ただし、「こうしないさい」と進路を親が決めてはいけません。
なぜなら、自分で選択しないと、やらされてる感が出て、何かあったときに責任転嫁するからです。
これも仕事と同じで、やらされる仕事ほど、おもしろくないことはないですよね?
あくまでも、「自分で選択させる」
これが重要です。
情報を伝えることで選択肢を広げ、最終的には、自分で選択させる
これが親の役割。
そのため、「お前の好きなようにやっていいよ」
と言うのは、選択肢を広げたあとに、自分で選択させるときです。
と、まだまだ若造の父親なりに、あと20数年後を想像しながら考えてます。