MRは医薬品という生命関連製品を取り扱っている営業職で、病院やクリニックに訪問して、ドクターや薬剤師に対して情報提供、収集を行うという職業です。
最近ではインターネットの普及もあって、時間を取ってMRと面談してくれるドクターも減ってきました。
そんななか、自分の時間を削って面談してくれるドクターには感謝感謝です。
もちろん、そんな貴重な面談だからこそ、大事にしなければなりませんし、一度会ったドクターには、「また会いたい」と思ってもらいたいものです。
そこで「また会いたい」と思われる人の38のルールを参考にMRがドクターに「また会いたい」と思われるために行うべきことを4つのメソッドとしてまとめました。
MRが「また会いたい」と思われるための4つのメソッド
では早速、4つのメソッドについて紹介します。
メソッド1:反応がいのち!
お客様に対して、心から「それは大変でしたね」といえるのか、「へ~なるほど」と浅く反応するのかで、3秒後の両者間の関係は変わるでしょう。
反応すること一つひとつが人生をリアルに作っている
実は反応というのは、意外にも無意識レベルで返している人が多い。反応というのは、相手や状況に合わせて意識的に行うべきものであり、反応には目的をこめるべき。
元気がない人にはおおらかに挨拶する、うきうきしている人には同じテンションで・・・など
メソッド1は「反応がいのち!」です。
営業中はもちろんですが、私生活やプライベートでの外出中なども、普段からスイッチオンにしておくこと!気持ちの緩みはこういうときの、ひとつひとつの反応に出てしまうんですよね。
ドクターとプライベートでばったりなんてこともありますからね。
そんなときに、普段訪問するときのキャラクターと違っていたら(悪いイメージで)、見る目が変わってしまいます。
ドクターとの面談時は低姿勢なのに、自分が客になると横柄な態度…このように裏表が見えると信用もガタ落ちですね。
得意先の先生の車とは知らずに、後ろからあおってしまい、あとで会社にクレームが入ったなんて話しも聞いたことがあります…気を付けましょう。
メソッド2:ポジティブは姿勢にも!
言葉と態度はポジティブに反応し続けましょう。
思考を「言葉にする」「態度に出す」ときには、その思考をポジティブ変換してしまうことのほうが断然メリットがある。姿勢をまっすぐにして顔を上げることも、立派なポジティブ化、丁寧なお辞儀も
「NGワード」をつかっていたら「かもしれない星人」に変換。「できない」などの言葉の後に「でも、○○かもしれない」と言い換える
例:疲れた→疲れたかもしれない、でもきっとこんな日はビールがおいしいぞ
大変だ→このプロジェクトは大変かもしれない、でもこんな経験はなかなかできないぞ
メソッド2は「ポジティブは姿勢にも!」です。
メソッド1にも共通する部分ですが、思考をアウトプットする際はポジティブに!ということです。
マイナス思考の営業マンに会いたい人なんていませんからね。
例え、マイナス思考だとしても口に出す際にはプラスの言葉にする、ということを意識すれば自然とポジティブになっていきます。
メソッド3:面談してもらえることへの感謝!
誰かが自分とコミュニケーションを取っているその瞬間は、相手の人生の時間を自分に使ってもらっているんだと認識することに大きな意味があるのではないかと思う
メソッド3は「面談してもらえることへの感謝!」です。
この「相手の人生を自分に使ってもらっている」という意識は非常に大事!
冒頭でも言いましたが、最近MRに会わないドクターも増えているため、面談してもらえることの感謝の気持ちを持つことと、それを伝えること、上辺だけでなく心から伝えることが重要です。
さらにMRとして、先生の時間泥棒になっていないか…を考えることで、面談することでいかに価値を提供できるか?という工夫が生まれてきます。
そういう思考を作って実践していくことが「会いたいMR」の秘訣かもしれません。
メソッド4:好かれようとしない!
「好かれよう」としないほうが魅力的になれる
好かれるために何かをしようとするよりも、「必要だ」と思われるために何かをすることのほうが、深い信頼関係を作れる
相手から「必要とされる人」になるためには、相手に興味を持ち、観察することが求められます。
メソッド4は「好かれようとしない!」です。
「好かれるため」ではなく「必要だ」と思われるために何ができるかを考える、先ほど同様「価値の提供」が重要なポイント。
以上、MRが「また会いたい」と思われるための4つのメソッドでした。
今回の内容は、『「また会いたい」と思われる人の38のルール』を参考に「MR」という視点でまとめてみました。