こんにちは、複業MRのなすたかです。
今回は医業経営コンサルタントについての本を読んだのでレビュー記事です。
MRからコンサルタントになる人もいるので気になって読んでみました。MRからコンサルタントとして独立した人を知ってますが、継続するのは大変ですね。
コンサルタントのサービスは目には見えないから、何かしらのサービスとしてパッケージ化して提供しないと継続するのは難しそう。
明確に「◯◯」というサービスを提供します。とならないとコンサルを受けようとは思えないのが医療機関側のスタンスなのかなと思います。この辺りは別記事にまとめようと思ってます。
ということで、今回は「年間報酬3000万円超えが10年続くコンサルタントの教科書」という書籍の紹介。医業経営コンサルタントについて参考になった部分を紹介します。
MRでもすぐにコンサルと名乗れる?コンサルタントを名乗るのに資格はいらない!?
MRからコンサルタントとして独立する人をもいますが、その後継続的に仕事ができるのは一握り。そんな話を聞くことはありますが、その理由がわかった気がします。
コンサルタントを名乗るのに何の資格も必要ないので、少し知識さえあれば手っ取り早く稼げると気楽に考えている人が多く、そういう人ほど自己の利益を追求する。
そのため、需要側であるドクターはコンサルタントに対してあまり良い印象を持っていない。
コンサルタント=悪徳、ブローカー、詐欺集団と思っている人もいる。
見出し通り「コンサルタントを名乗るのに資格はいりません」という内容。言われてみれば名称独占や、医師や看護師のような業務独占というのはコンサルタントで聞いたことないから、名乗る分には自由ってことですね。
そのことに関連してますが、コンサルタントの質の低さについてもこんな記載が……
医業経営コンサルタントの質は低い!?
MRのぼくですらコンサルって聞くと、ドクターは騙されてるんじゃないか?と考えてしまうぐらいなので、ドクターの間でもコンサルにいい印象をもっている人は少ないのではないでしょうか?その理由のひとつがこちら▼
現状として医業経営コンサルタントの質は低い
十分な知識や経験のない人、わずかばかりの研修を受けた人が、手っ取り早く収入を得る手段として名乗ることが後を絶たない。これらの人は、同業者団体などか行っているセミナーに参加してたり、書籍を読んだり、インターネットで検索する程度の努力しかしていない。知識は他人から教えてもらう又は借りるという考え方なので、自らの考えや信念に基づいたコンサルティングが行えるはずがない。
コンサルタントに怪しげな印象と騙されそうという印象がある背景がわかりました。
なんちゃってコンサルタントが多いってことなんですね。仲良くさせてもらっているドクターが言ってましたが「医師は世間知らずだから、怪しいコンサルタントに騙される」とのこと。ドクターの特殊性も相まって、怪しげなコンサルタントが湧き出てくるのかもしれません。
MRならプレ医業経営コンサルタントの経験ができる!
この本にも記載がありましたが、MRはコンサルタントとしての側面もあります。
医業経営コンサルタントを大きく分けると、コンサルタント専門業とコンサルタント営業の2つに分けることができる。
コンサルタント専門業とは、顧客から直接コンサルタント料をもらって仕事をする人たちのこと。税理士、行政書士、公認会計士、設計士
コンサルタント営業とは、顧客から直接コンサルタント料をもらわず、自社が販売又は提供するサービスを買ってもらうために無償でコンサルティングを行う人たち。医薬品メーカー、医療機器メーカー、建設会社、生命保険会社など
この本によるとMR(医薬品メーカー)はコンサルタント営業というものにあたるようです。
確かに、開業支援、開業後の支援などはMRも行なっているのが実情。その際にコンサルティング料はもらいませんが、「自社製品を処方してもらう」という目的はあります。
先生からコンサルタント料をもらわずとも会社から給料が出てるので、MRとしても問題なく、費用が発生しない分、先生としてもメリットですよね。
お金を払った方が専門知識もあるかもしれませんが、高いお金を払ってもたいしたことなかった、騙されたなどの声もあるようです。
逆に満足してもらえれば継続的に契約頂けることも可能なようです。
医業経営コンサルタントを行ううえで、チェックすべき資料なども具体的に掲載さらているので、非常に参考になります。