こんにちは、複業MRのなすたかです。
今回はみんなが気になるお金の話し。
ズバリ「MRの年収」についてです。
ちなみにMRとは医薬情報担当者のことで、製薬会社の営業職のことです。
わーわー書く前に結論からいってしまうと、新卒で入社して4年目ぐらいで年収として500万近くにはなり、(もちろんその製薬会社やそのときの業績などによっても左右されるので一概には言えませんが…)6、7年目ではおそらく600万を超えるぐらい、9、10年目では800万ぐらいになると思います。実際に自分もそんな感じでした。
▼ざっくりとしたイメージ
- 4年目:500万
- 7年目:600万
- 10年目:800万
- 20年目:1,000万
ちなみに7年目ぐらいだとボーナスは100万超えるかどうかというところです。業績によりますね。
外資では…「3回ボーナスがあり、2回は普通に貰えるけど、3回目は完全に製品の売り上げ達成率に左右されるから0円もあり得る」という話を聞いたことがあります。
内資・外資によっても違うし、会社によっても大きく異なるのがボーナスかもしれません。
一般的な会社も同じかもしれませんが、MRの場合入社後3、4年目までの年収は大きく変わらず、5年目ぐらいから開きが出てくることが多いようです。
細かい部分だと、製薬会社によって異なるのでなんとも言えませんが、5年目ぐらいから昇進とか昇給の話しが出てくるので、それによって開きがでてくるようです。
MRと関わりのある方なら、「MRはいい給料をもらってる」なんてイメージがあるかもしれませんが、入社4年目で500万。
人によって感じ方はそれぞれだと思いますが、いかがでしょうか?
現役MRのわたしが個人的な感想をいうと非常に恵まれてると思います。その理由は後ほど。
ちなみに、東洋経済オンラインの年収ランキングでは50位以内にいくつかの製薬会社がランクインしていました。
例えば、第一三共、アステラス製薬、エーザイ…このあたりは平均年収1000万越えです。すごいですね。
MR(製薬会社営業職)の年収…気になる給料は?
上記のようにMRの年収はいい方だと言えます。少なくとも悪くはないです。
東洋経済オンラインの記事では、平均年収900万~1000万のあいだに数社の製薬会社が入っていますしね。
大塚ホールディングス:平均年収 1,115万(平均年齢 45.1歳)
シンバイオ製薬:平均年収 1,112万(平均年齢 48.4歳)
第一三共:平均年収 1,111万(平均年齢 42.5歳)
アステラス製薬:平均年収 1,055万(平均年齢 41.8歳)
エーザイ:平均年収 1,040万(平均年齢 43.4歳)
明治ホールディングス:平均年収 946万(平均年齢 42.6歳)
武田薬品工業:平均年収 945万(平均年齢 39.4歳)
中外製薬:平均年収 935万(平均年齢 41.8歳)
大正製薬ホールディングス:平均年収 923万(平均年齢 45.3歳)
そんなこともあり「MRの年収は高い!」と思っている方も結構いらっしゃいます。というか、よくそういうツッコミをされます。
そう思っている方とっては意外かもしれませんが、実はMRの基本給は普通です。
新卒で基本給20万ぐらいなので、飛び抜けていいわけでも、悪いわけでもないですよね。
大学を卒業して、基本給20万なら他の業種でもありますよね。もちろん低いとは思いませんが、相対的に見て必ずしも高いわけではないです。
ではなぜ、「MRの年収は高い」と思われているのか?それは、収入総額が高いからかもしれません。
MRの年収(給料)は基本給以外の収入(営業日当など)によって増えていた!?
MRの基本給は普通なのに、収入総額は高いってどういうこと?と思われるかもしれませんが、そのカラクリは、「福利厚生」と「営業日当」です。
MRの福利厚生
具体的にいうと、まず福利厚生では家賃補助がめちゃめちゃいい!
ほとんどの製薬会社は、MRへの家賃補助が非常に手厚く、その額が、おおよそ家賃の6〜8割といったところ。
つまり、実質の家賃負担は2〜4割で済むわけです。
家賃10万円のマンションだとすると、2万円程度で借りることができます。2万円の家賃補助ではなく、2万円の自己負担です。
もっと具体的な話をすると、住む地域によって家賃の上限が決まっており、その上限までの家賃であれば2〜4割負担で借りられる、その上限を超えた部分は別途自己負担…という製薬会社が多いようです。
他の業界じゃあり得ないですよね。
わたし自身もこの手厚い家賃補助に驚きましたが、他業種の人にこの話をしても大抵驚かれます。
ただ、これには理由があり、「MRは全国転勤を前提としているため」家賃補助が手厚いと言われています。
多くの製薬会社は、全国に営業所があり、MRになると数年おきに転勤があります。
そういった、会社都合で転勤があるので、家賃補助がかなり充実しているようです。
いわば、「家賃補助」と「住む場所」のトレードオフ。住む場所は選べないけど、その分家賃補助を手厚くします、というようなものですね。
MRになりたい!って方はこの辺りもよく検討した方がいいかもしれません。
MRの営業日当
MRの収入総額がいいもうひとつの理由として、営業日当があります。
日当というと一般的な営業職ならあると思うのですが、MRの場合、その額がこれまた大きいんです。
大体、営業に出ると1日2000〜4000円の日当がつきます。
1ヶ月ではなく、1日です!ざっくり計算して、20日営業に出たとすると4万円!
(実際には会議や研修などがあるので、15日ぐらいになりますが)
基本給の他に4万円です!これが収入総額を押し上げてる大きな要因になります。
MRの営業日当がこれだけ手厚い理由として、正式にはわかりませんがMRはみなし労働で残業代が出ないから、と聞いたことがあります。
MRの仕事は朝早く、夜遅い、しかも直行直帰もあるのでタイムカードで出勤、退社が管理できません。
つまり残業代が計算できない、ということになり、その残業代をひっくるめて営業日当として支給している、と聞いたことがあります。ただし真相は定かではありません。
ということで、「家賃補助」によって支出が抑えられ、「営業日当」によって収入が押し上げられる、という2つの理由によりMRの収入総額が高くなるわけです。
改めて考えると、本当に恵まれた職業ですね。
もし、MRに興味がある方は下記の記事もご覧ください。
年収(給料)が高いMRだから資産運用は慎重に!!
MRは年収が高いです。
国内中堅の製薬会社でも40歳前後で年収1,000万は狙えます。
ただ、年収が高い分、所得税もがっつり取られます。
そのため早いうちから資産運用はしっかりしておきたいもの。
ただ変に年収が高いので生活水準が高くなり、意外と手元にお金が残ってない!資産もない!なんて話はよく聞きます。資産運用に無頓着というか、お金の勉強をしてる人は少ないイメージ。
ぼくは就活を始めたころから「会社に縛られず経済的自由になる」ことを目標にしてきたので、20代前半からいろいろと資産運用について考えて実践してきました。
個別株、投資信託、ロボットアドバイザー、ソーシャルレンディング、FXなどなど…
その中でもMRにおすすめなのが、不動産投資!
ぼく自身も足掛け7年ぐらいかかりながら2018年11月に不動産投資をはじめました!
(今では区分マンション2部屋所有中)
始めるまでは失敗しないようにいろいろ勉強しましたが、いざ始めてみるとほったらかしで何もすることがないのでいい意味で拍子抜けでした。不動産投資について構え過ぎてた感があります。
今は区分マンション2つ所有中なので、3つ目を検討中です。
ちなみに収支的には、手残りで月1.5万円ぐらいのプラスになってます。これが少ないと思うのか多いと思うのかは人それぞれですが、ここを大きくするとそれだけリスクも高くなります。
そしてここが大きいほどあまり再現性のない、手間のかかる不動産投資になってきます。不動産投資で大きく資産形成したい!って方にはぼくの方法は合わないと思うので別のものを参考にしたほうがいいと思います。
あくまでも手間をかけず再現性が高い方法なので気になる方は下記リンク記事を参考にしてみてください。
できるだけ手間をかけず、区分マンションを買い増ししていき、早期返済を狙う戦略です。再現性も高いので同じような思考の人は参考になると思います!
ただいずれにせよ、MRなら経験がある、不動産投資の勧誘電話には注意が必要です!
よく節税効果を謳って新築マンションの勧誘電話があるかと思いますが、それはやっちゃいけない不動産投資です!
基本的に新築を売り込んでくる業者は疑ってください。
やるなら中古区分です!
最低限ここだけでも押さえておけば、騙される・失敗する確率を減らすことができます。